PREVENTIVE

歯のメンテナンスの重要性

口の中は常在菌といわれる菌が何億も存在します。虫歯や歯周病を予防するためには毎日の歯磨きが最も重要なのですが、それだけでは十分ではないこともあります。
歯石はいくら頑張って歯磨きをしても自分で取ることができず、歯磨きが上手にできていなかった部分から、気付かないうちに虫歯ができてしまいます。

このように自分でのケアは限界があるため、専門的なケアが必要になります。
痛みが出てから歯医者に行く人が多くいらっしゃいますが、痛みが出てからでは治療が大変になるケースが多いため、治療を断念してしまう人も少なくありません。定期的なメンテナンスが重要です。

歯周病の予防はメンテナンスが不可欠

日本人は「痛くなってから歯医者に行けばいい」と思っている方が多く、症状が重くなってから治療を行うケースが多いです。しかし、歯を失う原因第一位の歯周病を予防するには、歯医者でのメンテナンスが不可欠です。80歳で20本の歯を残せるよう、早め早めの治療と、定期的なメンテナンスが重要です。

3か月に1回は受診をお勧めします

メンテナンスの間隔は、通常であれば3カ月に1回です。しかし、お口の中の状態が良ければ6か月に1回程度でいい場合もあれば、状態が悪かったり歯周病の治療中には1週間に1回程度必要な場合もあります。基本的にはお口の中が健康な人ほど、メンテナンス受診の間隔が長い傾向になります。
なお、歯周内科受診の方は、1年に1度の細菌検査と1カ月に1度のメンテナンスを実施することをお勧めします。

当院の歯科メンテナンス

当医院では、患者様の定期的な歯科検診を大切にしています。
3ヶ月毎の定期検診で歯の掃除や歯石の除去を行っています。
もちろん歯の疾患を見つけ次第、治療いたしますが、通常はスケーリング後にPMTCを行います。
詳しくは下記の項目をご覧ください。

  • スケーリング

    スケーリングとは歯石を取る治療方法のことです。超音波レーザーで叩いて、歯肉と歯の間に挟まっている歯石を取り除いていきます。

  • PMTC

    PMTCとは専用の道具を使用し、口腔環境を整える治療方法のことです。歯を傷つけないように表面の汚れを除去します。表面の研磨ができていると、どんどん汚れがつきにくくなります。

子どもの虫歯予防について

乳歯は成長したら生え変わるから…と油断せず、歯が生えはじめたら歯みがきを始めましょう。幼少期における歯列の健康状態は顎の成長に伴い、永久歯列の形成に大きな影響を及ぼします。
歯が生え始める時期は一般的に3ヶ月頃です。その少し前からガーゼのような柔らかい布で歯ぐきを触るイメージで拭いてあげて、歯を触ることになれさせておくとよいでしょう。

乳歯は永久歯と異なり柔らかいため、虫歯の進行も早いです。単に歯磨きをするだけでなく、ご両親が毎日「仕上げ磨き」を行うことも虫歯から守るためには必要です。

フッ素塗布

子供の歯は柔らかく虫歯になりやすいため、フッ素を塗布することで歯を丈夫にすることができます。歯や骨を丈夫にする作用があるフッ素は、歯に作用されると表面から取り込まれ、歯の結晶の一部となり、歯を丈夫にさせることで虫歯リスクから守ります。

シーラント治療

シーラント治療とはむし歯になりやすい奥歯の溝を、フッ素を配合した樹脂で埋める治療のことです。
成長に伴い、奥歯の溝はなくなっていきますが、幼いお子様の奥歯は溝が深く、歯磨きもしにくいため、むし歯の大きな原因となっています。
歯を削ることなく、痛みのない治療でむし歯を防げるのもこの治療方法の大きなメリットです。

ブラッシング指導

歯の磨き残しがあるとむし歯の原因になります。毎日、歯を正しく磨くことがむし歯予防+歯周病予防の一番の近道です。
当院ではお子様が毎日楽しく、正しく歯磨きを続けてもらえるよう、歯の磨き方をお伝えしています。

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